エネルギーセクターといえばのスーパーメジャー(エクソンモービル・BP・ロイヤルダッチシェル・シェブロン・コノコフィリップス・トタル)と呼ばれる超大手企業がまず思い浮かぶと思いますが、
今回紹介するOXYはこれらに次ぐ規模を持った石油・ガス会社です。
その配当利回りなんと7.87%!
今回は、高配当銘柄、オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)について分析していきたいと思います。
Contents
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)の基本情報

※情報は2019年12月29日時点です。
株価:40.16USD
配当利回り:7.87%
連続増配年数:15年
S&P500格付け:A
OXYはスーパーメジャーであるシェブロンとの買収争いに打ち勝ち、2019年8月に米国独立系石油開発企業のアナダルコを買収を完了しました。
この際、バークシャー・ハサウェイから1.1兆円の資金調達をしています。
あのウォーレン・バフェット氏がOXYに対して投資価値を見出したということです。
ただし、市場はアナダルコ買収をあまり評価しておらず、株価は右肩下がりの状態です。
なお、OXYはS&P500の構成銘柄であり、高い配当利回りと15年連続増配の実績が魅力です。
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)の業績
OXYの過去10年間の売上、営業利益、純利益をグラフにまとめました。

2014年以降原油価格の下落に伴い売上、利益ともに急落しています。
徐々に持ち直して来てはいるものの、未だ利益は低い水準です。
今後のアナダルコ買収によるシナジーに期待したいところです。
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)の財務
営業CF、フリーCFともにやはり2014年から減少しています。
2015年はフリーCFが一時マイナスになっています。
どうしても原油価格に左右されてしまう面があるため、安定しているとは言えないですが、ここ数年は持ち直していることと、自己資本比率が48.79%、DEレシオも0.48と高い水準にあるため、負債を抱えて倒産するような危険な状態ではありません。
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)のROE・ROA
OXYの過去5年間のROE、ROAの推移をグラフにしました。

過去5年で見るとやはり右肩上がりです。
直近だとROEが19.37%、ROAが9.42%と、同業種平均であるROE11.6%、ROA5.59%を大きく上回っています。
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)の配当性向
1株当たり配当金とEPS、配当性向をグラフにまとめました。

先ほども記載した通り、OXYは15年連続増配中です。
EPSは大きな波があるにもかかわらず、配当金は安定しています。
配当性向はEPSの変動に従って大きく波打っている箇所がありますが、
直近の配当性向は48.7%と悪くない水準に落ち着きつつあります。
投資方針としては、減配さえなければ二重課税を考慮しても18年ほどの長期保有で投資額をペイできると考えて気長に保有していきたいと考えています。
安定性には期待できないので、この銘柄だけに集中投資するのはおすすめできませんが、少量を高配当株ポートフォリオのスパイスとして保有する分にはおすすめです。
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