株主優待って魅力的なものが多いですよね。
お食事券やディズニーランドのチケットなど、誰もが欲しいものが、株を買うだけで定期的にもらえてしまいます。
証券会社によっては、株主優待銘柄を検索できる機能もあるので、
「この企業はどんな株主優待を出してるのかな」
と、チェックするのも楽しいものです。
とっても魅力的な株主優待ですが、投資家として注意しておくべきことがあります。
今回は、株主優待投資を行う際に注意すべきことと、3つのおすすめの株主優待銘柄について解説します。
株主優待投資をする際に最も大切なこと
株主優待投資において最も大切なことは、
「株主優待だけを目当てに投資をしない」
ということです。
株主優待だけではなく、「株主優待+配当金利回りベース」で投資すべきかどうかを判断しましょう。
例えば、オリエンタルランドの株を100株保有することで、ディズニーランドの1デーパスポートが1枚もらえます。
株を保有しておくだけで毎年ディズニーチケットがもらえるというのは、ディズニーファンからすればとても魅力的に聞こえるのではないでしょうか。
しかし、利回りで考えてみると、
ワンデーパスポート7,500円+年間配当金約4,500円=12,000円(1年間もらえる利益)
12,000円÷1,476,500円(株価14,765円×100株)=0.8%(年利)
となります。(2019.12.13時点の株価で計算)
147万円投資して年間0.8%のリターンしか得られないということになります。
このように、ディズニーのチケットという株主優待だけをみて株を買ってしまうと、痛い目を見る可能性が高くなります。
株主優待+配当金の利回りを計算する癖をつけておきましょう。
なお、今回の例は株価の値上がりは考慮していません。
あくまで、インカムゲインを狙う投資として捉えて下さい。
株主優待+配当金利回りで選ぶおすすめ銘柄3選
ここで選ぶ銘柄は、株主優待をヤフオクやフリマアプリで売却した際に得られる利益と、税引後の配当金を合計したもので利回りを計算しています。
はるまきも実際投資しているおすすめの株主優待+配当高利回り銘柄は次の3つです。
オリックス
アビスト
JT
1.オリックス
オリックスの株主優待は、カタログギフトと、株主カードです。
株主カードとは、野球観戦料、水族館入場料、レンタカー利用料、ホテル宿泊費等の自社サービス料金の割引が受けられるカードです。
株主優待の売却後利益は、過去の取引履歴があまりなかったので、はっきりとは分かりませんが、かなり低く見積もっても1000円の利益にはなると思います。
(株主優待1000円+年間配当金6056.56円)÷184,300円(株価×100)
=3.82%(株主優待+配当金利回り)
2.アビスト
アビストの株主優待は、自社の水素水です。
これが結構いい値段します。定価は1ケース12600円するみたいですが、フリマアプリでの売却見込額は、4500円くらい。
(株主優待4500円+年間配当金円8127.87円)÷263,300円(株価×100)
=4.79%(株主優待+配当金利回り)
3.JT
高配当株として有名なJTが堂々ランクイン。
JTの株主優待はタバコかと思いきや食品です。
フリマアプリなどでは1000円くらいで取引されているようです。
(株主優待1000円+年間配当金円12271.49円)÷250,150円(株価×100)
=5.30%(株主優待+配当金利回り)
※今回紹介した利回りは全て税引後利回りです。(2019.12.13時点の株価で計算)
まとめ
株主優待といえば、テレビでお馴染みの桐谷さんが有名ですよね。
桐谷さんを見て株主優待投資に興味を持った人も多いんじゃないでしょうか。
株主優待投資は悪くないとは思いますが、投資本来の目的は見失わないようにしましょう。
投資においては出来るだけ多くのリターンを得ることが目的のはずです。
優待だけを目当てに投資して損してしまっては意味がないのです。
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