そう思う人も少なくないと思います。
しかし、それではダメなのです。
今回は、高配当株投資において、米国株だけでなく日本株を必ずポートフォリオに組み入れるべき3つの理由について解説します。
米国株投資におすすめな証券会社についてはこちらで解説しています。
https://harumakiblog.net/2019/12/08/beikokusyoken1/
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米国株だけでなく日本株を高配当株ポートフォリオに組み入れるべき3つの理由
高配当株ポートフォリオに日本株を組み入れることで、次の3つのメリットを得ることができます。
為替リスクを軽減できる
分散投資ができる
二重課税問題を軽減できる
上から順番に解説していきます。
為替リスクを軽減できる
私たちが普段使っている通貨は、言うまでもなく「円」です。
しかし、米国株を買うためには、円をドルに交換する必要があります。
また、米国株を保有して得られる配当金は全てドルで支払われます。
この配当金を日本国内で使おうと思うと、ドルから円に交換する必要があるのです。
まず、この交換に手数料がかかります。
手数料は必須コストとして止むを得ないとしても、
手数料以外にも、相対的にドルの価値が目減りすること(円高ドル安)で、同じ10ドルの配当金でも、株の購入時は10ドルを1100円に交換できていたにも関わらず、蓋を開けてみれば、10ドルが900円にしかならないと言うことだってあり得るのです。
これが為替リスクです。
一方で日本株は、もちろん、ドルではなく円で買うことになります。
私たちが生活しているのは日本ですから、日本株に投資する場合、為替リスクを考える必要はありません。
今持っている円で株が購入できるので、もちろん為替手数料はかかりません。
米国株だけのポートフォリオだと、円高ドル安が進んだ場合、日本で生活している私たちは、実質的に受け取れる配当金が目減りしてしまい、大きなダメージを受けてしまいます。
日本株をポートフォリオに入れることで、為替リスクを軽減できるのです。
分散投資ができる
米国市場には、HDVやSPYDなどの非常に優良な米国高配当株ETFがあり、これを買うだけでも米国高配当株への分散投資ができます。
ETFだけでも十分な米国高配当株ポートフォリオを作ることができるのです。
米国一国への集中投資と言うのも悪い選択肢ではないのですが、日本株を加えることで、さらなるリスク分散が可能になります。
二重課税問題を軽減できる
米国株投資をするにあたって、避けて通れないのが、この二重課税問題です。
日本株の配当金にかかる税率は20.315%です。
これに対して、米国株は米国内で税金が10%取られた後、日本国内で20,315%取られるので、実際に受け取る配当金は、
0.9×0.79685=0.717165
1−0.717165=0.282835=28.283%
となり、米国株の配当金においては28.283%の税金が取られることになります。
10000円の配当金で計算してみると、
日本株の場合=7968円もらえる
米国株の場合=7171円もらえる
この通り、約800円の差が生まれます。
ただし、確定申告をして、「外国税額控除」を受けることで米国内で支払う税額分、所得税の控除を受けることができます。
所得税を支払っている人は、確定申告を行うことで、実質的な受取配当金は日本株の場合と変わらなくなりますが、そもそも配当金以外に所得がなかったり、あまりに少ない所得の場合には外国税額控除は使えません。
日本株をポートフォリオに入れておくことで、この二重課税にリスクにも備えることができます。
https://harumakiblog.net/2019/12/04/tousi7/
まとめ:日本で生活する限りは日本株にも投資すべき
アメリカで暮らすことを見込んで米国株に全力投資をすると言うのもアリだとは思いますが、今後も日本で生活していく予定であれば、日本株にも投資しておくようにしましょう。
日本株の高配当ポートフォリオの組み方については、リベラルアーツ大学の両学長が毎月、定期的に超具体的なポートフォリオの紹介動画をアップしてくれていますので、チェックしてみてください。
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