LINE証券がユーザ獲得のために太っ腹なキャンペーンを打ち出しましたね!
12月5日(木)〜12月26日(木)の期間限定で、対象銘柄が最大7%オフで一人10株まで購入できるのです。
7%オフって、めちゃくちゃでかく感じますよね。
当ブログでもおすすめしているS&P500への投資ですら年利7〜8%ですから、たった1日でほぼノーリスクでこれだけの利益を出せるとしたらとても魅力的なキャンペーンだと思います。
今回はそもそもLINE証券って証券会社としてどうなの?という疑問から、このキャンペーンの詳細、そして本当にお得なの?という疑問について解説します。
Contents
LINE証券の証券会社としての利用価値
LINE証券の特徴は大きく分けて3つあります。
- 取引コストが特殊
- 取扱商品が少ない
- 1株から買える
1.取引コストが特殊
LINE証券の手数料は、楽天証券やSBI証券のように1取引何円と決まっているわけではなく、スプレッドとして株価に手数料が織り込まれます。
スプレッドは、FXではおなじみの手数料の考え方なのですが、株でスプレッドを取り入れているのはLINE証券くらいじゃないでしょうか。
スプレッドとは、例えば株価1000円の株をLINE証券側で1005円と表示して、ユーザが1005円を支払って株を買ったときに、差額の5円を手数料としてLINE証券が貰い受けるというやり方です。
楽天証券やSBI証券で株を買うときには、こんな感じで「この取引では手数料を99円取ります。」というのが画面に表示されます。

しかしLINE証券のようにスプレッドとして株価に織り込まれてしまうと、自分がいくら手数料を支払っているのかが把握しにくくなってしまいます。
LINE証券の手数料は次の通りです。

日中の手数料0.05%は、少額での投資においては楽天証券やSBI証券より安いです。
ただし、1株投資ができる証券会社で比較すれば、実質手数料負担1ヶ月20円で取引し放題のSBIネオモバイル証券に軍配が上がります。
現状、手数料面では、LINE証券を利用するメリットは薄いのが正直なところです。
2.取扱商品が少ない
LINE証券の取り扱い銘柄は、国内大手企業300社、ETF15銘柄、投資信託28銘柄です。
まず、ETFは国内ETFに限られているようです。
はっきり言ってETFは買う価値のないものばかりです。
当ブログでもおすすめしているS&P500への連動を目標とするETFを例にとってみると、LINE証券のS&P500ETFでは信託報酬が0.165%に対し、VOO(バンガード・S&P500ETF)は0.03%です。
投資先は同じなのに、LINE証券だけが5倍以上も手数料が高いということになるので、現状ETFはLINE証券では買うべきではありません。
次に国内大手企業の個別株式ですが、やはり銘柄数が少ないのが痛いです。
はるまきが保有している銘柄でもLINE証券では取り扱っていないものが結構ありました。
例えば高配当株として有名な6087アビストや2674ハードオフなどはLINE証券ではまだ取り扱われていないようです。
国内企業の個別銘柄の取り扱いは今後増えていくものと思われるので、これからに期待です。
最後に投資信託です。
投資信託は超優良銘柄であるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)(信託報酬0.0968%)の取り扱いがあるので、これは評価できるポイントです。(LINE証券内でETFより投資信託の方が手数料が安いという謎の逆転現象が起こっています。)
ただし、積立設定ができないため、ドルコスト平均法によるコツコツ投資がしにくいです。
また、つみたてNISAや一般NISA、iDeCoにも未対応なので非課税枠を有効利用できないのもデメリットの一つです。
以上、取扱商品から見ても現状やはりLINE証券の利用価値は薄いです。
3.1株から買える
1株購入は少額から投資を始めたい人にはおすすめできる投資方法です。
楽天証券や、SBI証券のような大手証券会社では通常、国内株であれば大体100株からしか買えないようになっています。
例えば、7974任天堂の株価は2019年12月現在約43000円ですが、100株から購入できるので任天堂に投資したければ最低430万円用意しなければいけません。
初心者がいきなりこれだけの大金を株に突っ込むのは怖いですよね。
しかし、LINE証券であれば1株から投資できるので、43000円あれば任天堂に投資ができるのです。
1株から投資ができる証券会社の代表格としては、SBIネオモバイル証券があります。
手数料面、取扱銘柄数から見てLINE証券はSBIネオモバイル証券に劣ります。
現状、個別銘柄への1株投資ならSBIネオモバイル証券、それ以外なら楽天証券かSBI証券をおすすめします。
楽天証券とSBI証券の使い分けについてはこちらの記事で解説しています。

証券会社とセットで使いたいおすすめ銀行口座とその利用方法についてはこちら。

LINE証券の株価7%オフタイムセールはお得?
前項で散々LINE証券の利用価値の希薄さについて書いてきましたが、このタイムセールに関しては「お得」です!
ただし対象銘柄の株価によってはわずかな利益にしかなりません。
まずは、このタイムセールのポイントを整理した上で、要点を見ていきましょう。
- 12月5日から12月26日まで、毎週火曜と木曜の17時〜19時の間に実施
- 対象銘柄を3%、5%、7%いずれかの割引価格で購入できる
- 対象銘柄は毎回5銘柄が選定される
- 1日1回参加可能で、対象銘柄のうち、1銘柄のみ10株まで購入できる
- 期間中は取引コスト(スプレッド)がゼロ
- 銘柄ごとに取扱上限数に達し次第タイムセール終了
対象銘柄によって利益に幅が出る
まず見ておきたいのは、1日1回参加、1銘柄のみ10株まで購入できるという点です。
例えば、1株500円の株であれば、10株で5000円になります。
ここから7%相当の350円が割り引かれ、4650円で約定することになります。
すぐに売却しても、約350円の利益が出ることになります。
出金手数料が220円かかるので、差し引き130円の利益です。
「たったこれだけか」と思った方も少なくないかもしれません。
1株500円の銘柄ならこの程度の利益ですが、先ほどの1株43000円の任天堂が7%オフになれば、10株買ったとして30100円の利益が見込めます。
要するに、対象銘柄次第で今回のキャンペーンの「お得感」は大きく左右されることになります。
流石に、これだけ煽っておいて毎回1株100円の銘柄を7%オフにするというのは流石にあり得ないと思いますが、あくまでLINE証券側で対象銘柄を選定するので、LINE証券を信じて待つしかありません。
銘柄ごとに取扱上限数に達し次第タイムセール終了
要するに売り切れたらもう買えない、ということです。
7%オフの銘柄は人気が集中すると思われるので、そもそも買えるのか、という疑問が残ります。
取扱上限数が少なければ一瞬で売り切れてしまい、ほとんどの人がキャンペーンに参加できないという自体もあり得なくはありません。
あくまで、銘柄ごとの取扱上限数はLINE証券の独断で決まるので、これに関してもLINE証券を信じるしかありません。
「#Wチャンスに挑戦」投稿キャンペーン
株価7%オフタイムセールと合わせて「#Wチャンスに挑戦」投稿キャンペーンが実施されます。
これは、同タイムセール時に株を購入した後、取引完了画面にあるTwitterシェアボタンから「#ライン証券」及び「#Wチャンスに挑戦」のハッシュタグをつけて投稿すると、20回に1回の確率で直近のタイムセールで購入した銘柄の購入代金が全額プレゼントされるというものです。
期間中タイムセールが行われるのが全部で12回なので、20回に1回という確率なら毎回タイムセールに参加後、ハッシュタグをつけてつぶやけば、1回くらいは当選してもおかしくはない確率になります。
今回のタイムセールに参加する人は必ずTwitterのアカウントを準備しておきましょう。
口座開設して損はない!出金前提でキャンペーンに参加しよう
上でも解説したように、LINE証券は現状普段使う証券会社としてはイマイチという評価です。
しかし、今回のキャンペーンは参加する意義があると思いますので、口座開設だけしておいて、キャンペーン期間が終了したら出金し、他の証券会社に乗り換えるのがおすすめです。
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今回はこの辺で!
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