Twitterは、ブロガーやYouTubeなど、影響力を武器にしたビジネスには欠かせないツールです。
Twitterのフォロワーはその人の影響力を測る指標としても用いられます。
ビジネスにおいて、安定したフォロワーを獲得することはとても重要なことです。
今回ご紹介するのは、よくある「自分はこうやってフォロワーを増やしました!」的なものではありません。
研究に裏付けられた科学的に正しいフォロワーの増やし方をご紹介します。
Contents
私たちはアイドルじゃない
アイドルであれば、そこにいるだけで価値があり、勝手にフォロワーが増えていきます。
自撮りを投稿したり、「おはよう」とだけつぶやけば、フォロワーは大喜びするのです。
しかし、私たちはそうではありません。
ファンはいませんし、超絶イケメンでもありません。
アイドルと勝負するのはやめましょう。
私たちは、発信する情報に価値を認めてもらうことでしか、フォロワーを増やすことはできません。
では価値あるツイートをするにはどうすれば良いのでしょうか。
フォロワーを増やすツイートの7つの条件
2013年、ジョージア工科大学でSNSに関する研究が行われました。
Twitterユーザー517人を集めて15ヶ月追跡調査し、約50万件のツイートを収集して分析しました。
その中で、どんなツイートがフォロワーを増やすことに寄与しているかを調べたところ、フォロワーを増やすための7つの条件が判明したのです。
- ネガティブな表現を避ける
- 客観的な情報をつぶやく
- プロフィールの充実化
- トピックを絞る
- 頭の良さそうなツイートをする
- 短時間の連続ツイートをする
- 直接ツイートと広報ツイートを分ける
1.ネガティブな表現を避ける
普通に考えて、ネガティブなことばかりつぶやいている人をフォローしたくないですよね。
ネガティブなツイートはフォロワーの成長を阻害する最も大きな要因であると言う結果が出ています。
ネガティブな体験をどうしてもつぶやきたいときは、「こんなネガティブな体験があったけど、これを受けて成長していきたい。」と言うようにポジティブなツイートに変換しましょう。
また、ネガティブツイートを1つしてしまったら、ポジティブツイートを2つつぶやくようにしましょう。
2.客観的な情報をつぶやく
この研究によると新規のフォロワーが増える要因として最も大きかったのは、客観的な情報をつぶやいているということだったのです。
客観的な情報をつぶやくアカウントは、自分の情報をつぶやくアカウントに対して、なんと、30倍も新規のフォロワーの増加率が良かったのです。
客観的な情報とは、例えば天気予報やニュースなど、誰にとっても役立つ情報のことです。
「今日はパンケーキを食べました。」とか「今の日本の政治は良くないと思います。」などというツイートには、特定の人を除いてほとんど価値はないのです。
ただし、既存のフォロワーの絆を強めるためには自分独自の考えをつぶやくことも大切です。
3.プロフィールの充実化
プロフィールとは、この画面のことです。

ほとんどの人はあなたのことを知らないし、あなたが何をやっているのか知りません。
だからフォローされないのです。
プロフィールは、自分が社会的にどういう人間なのか、何をしている人なのか、自分をフォローすることでどんなメリットを与えられるのか、ということを相手に伝える場所です。
文字だけでなく、アイコンやヘッダー画像なども駆使して、プロフィールを訪れた人に理解してもらえるようにしておきましょう。
またプロフィールの充実化は、リツイート、シェアされやすいアカウントの条件の一つとしても取り上げられています。
当然ですが、どこの誰だか分からない、なんの信用もないような人のツイートをリツイートしたくはないでしょう。
4.トピックを絞る
ジョージア工科大学の研究によると、幅広い話題についてつぶやくよりも、特定の話題についてつぶやくほうが、フォロワーの増加率が高かったのです。
専門性が高まることで、「このアカウントはこういうアカウントですよ」ということが誰から見てもクリアになり、フォロワーはフォローする相手を選びやすくなるのです。
人に置き換えても、「パソコンのことはこの人に聞けば分かる」という人がいたほうが、質問しやすいし、解決しやすいですよね。
5.頭の良さそうなツイートをする
単純なツイートよりもやや複雑で難しい単語を使っているほうがフォロワーの増加率が高かったのです。
一方で、誤字がある、間違った単語があって読みづらい、ハッシュタグを多用しているなどのツイートはフォロワーの減少と相関していました。
分かりやすくいうと、バカっぽく見えるツイートはリツイートされないし、フォローされないわけです。
なお、専門用語ばかりだと分かりにくいツイートになってしまうので、専門用語の後には分かりやすい解説を入れるようにしましょう。
こうすることで、人に話したくなるような有益な情報となり、リツイートやフォロワーが増えるのです。
6.短時間の連続ツイートをする
連投というとスパムっぽくてウザがられそうなイメージがあると思いますが、実際には、短時間にツイートを集中投下するアカウントの方が、フォロワーが増えやすい傾向にあったのです。
短時間に意味のある内容を連投することで、ツイートを集中して見てしまいますし、続きが気になってしまいます。
7.直接ツイートと広報ツイートを分ける
特定の人に向けてツイートしたり、リプライを送ることを「直接ツイート」、不特定多数の人に向けてのツイートを「広報ツイート」といいます。
この二つのツイートに分類し、フォロワーの増加率を分析した結果、直接ツイートが55%、広報ツイートが45%の割合でフォロワーが増えやすいということが分かりました。
つまり、みんなに向けてするツイートは、特定の人に対してのツイートに比べて約10%フォロワーの増加率が低いということです。
「みんなに見て欲しい」というのは良くないのです。
どんな人に向けてツイートするか、ということを考えて、ツイートの対象を絞ることが大切です。
まとめ
Twitterをやっていると、よく「SNSのマーケティングやってます」とか「Twitterのコンサルやってます」とかいうのを見かけます。
断言しますが、この人たちのほとんどが偽物です。
この人たちのツイートが、上の7つの条件に当てはまっているか、ということを見ればすぐに分かりますし、そもそも自分のフォロワーの数を万単位にできないような人が何をコンサルできるんでしょうか?
皆さんは、こういった人たちには騙されないようにしましょう。
そんななんの根拠もないものに頼るより、科学的裏付けのある、今回紹介した方法を試してみてください。
今回はこの辺で!
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