ども、はるまきです!
家計簿、つけてますか?
家計簿をつけることで、月々の予算と支出の内訳を見える化することができるため、「今月は予算を超えそうだから今日はおやつを買うのをやめておこう」というように、感情に流されず、客観的な判断ができるようになります。
家計簿を習慣にしたい人はこちらの記事で習慣化するために最も重要なテクニックについて解説しています

はるまき自身も家計簿アプリで支出を管理していますが、正直、家計簿ってめんどくさいですよね。
ちょっとしたおやつを買うときにも、スマホを取り出して家計簿アプリを起動し、「食費 200円」と打たなければいけません。
細かい出費が多い人は特に手間がかかりますよね。
前は家計簿つけてたけど、結局挫折してしまった、という人も少なくないのではないでしょうか。
今回はそんな人のために、家計簿をつけるより簡単にできる支出を削減する4つの方法について解説します。
その4つとは、次の通りです。
1.ノスタルジー戦略
2.感謝日記
3.循環型思考(繰り返し思考)
4.自分の老け顔を見る
一つずつ順を追って解説していきます。
1.ノスタルジー戦略
ノスタルジー(懐かしさ)を感じることで貯金が増えるという研究結果があります。
これは、アメリカのキャピタルワンという銀行がクレイトン大学のブラッド・クロンツ教授と共同で行った実験です。
2つのグループにわけて実験を行いました。
1つ目はのグループは、懐かしさを感じるアイテム、子供時代を思い出せるようなもので懐かしさに浸っただけのグループ、2つ目のグループは、金融や貯金に関するレクチャーを受けたグループです。
普通に考えれば、金融や貯金に関するレクチャーを受けたグループの方がお金が貯まるという結果になりそうなものですが、よりお金が貯まったのは懐かしさを感じたグループでした。
具体的にどのようにノスタルジーを感じたかというと、小さいときの記憶を思い起こし、楽しかった思い出やポジティブな感情を思い出します。次に、それに名前をつけるのです。「じいちゃんとのあの日の思い出」とか「1日だけでいいから戻りたいあのとき」とか、なんでも構いません。
そして、なぜその状況に対してポジティブな感情を感じるか、を考えてみるのです。
「お母さんの優しさに安心感を感じたから」など、大体の場合、安心感のようなワードが出て来ると思います。
最後のステップでポジティブな感情が湧く理由を自分の貯金の目標を結びつけるのです。
例えば、「帰る場所があるという安心感」と貯金をする理由を結びつけると、「安心できる家庭」を実現するために貯金をするという風になります。
これをやってもらってから3週間の貯金額の推移を追跡したところ、金融の知識に関するレクチャーを受けたグループは、貯金額が22%アップしました。
一方、ノスタルジーを感じてもらったグループはなんと67%も貯金額がアップしていたのです。
1年間に直すと、112万円くらいの差になります。
人は、感情で動く生き物なので、「退職するときまでに4000万貯めておかないといけない」と言われても、イマイチピンとこないと思いますが、「自分が子供のときのようなリラックできる環境を作りたい」とすると、貯金ができるようになるのです。
例えば、昔の写真を見て「この頃は野球選手になりたいと思っていた」とすると、
2.感謝日記
誰かに対する感謝の言葉を紙に書くと、セルフコントロール能力が上がって誘惑に打ち勝てるようになるという研究があります。
この実験は被験者の人たちを3つのグループに分けます。
1つ目のグループには、過去の人生で起きた感謝したいことを書いてもらいます。
2つ目のグループには、過去にあった幸せだった出来事を書いてもらいます。
3つ目のグループには、特になんの感情もなかったこと思い出して書いてもらいました。
その後、それぞれのグループに今すぐ54ドルをもらうか、 3日後に80ドルをもらうかどちらかを選ばせました。
こう聞くと、「3日後の80ドルでしょ。」と思うかもしれませんが、目の前にお金を出されると多くの人が目先の54ドルの方を取ってしまうものです。
この実験では、過去に対する感謝について書いてもらったグループだけが、明らかに3日後に80ドルもらう方を取る傾向にあったのです。
人間は、目先の欲求と、冷静に考えたら明らかに得な未来の選択のどちらを取るかということを日々迷っています。
感謝の気持ちを持つと、セルフコントロール能力が上がり、忍耐力が高まるのです。
「今の自分があるのはこの人たちのおかげなのだから、その人たちをがっかりさせないためにものためにも自分ががんばらないと」と思うようです。
紙に感謝を書くのが難しければ、ツイッターに書くだけでも効果はあります。
毎日書けない人は週1程度でも大丈夫です。
3.循環型思考(繰り返し思考)
貯金するときに「1年で100万円貯める」というように目標を決めていませんか?
目標を立てるよりも繰り返し思考が大切です。
つまり、「1年以内に100万円貯める」のように目標を立てるよりも、毎日同じ出来事の繰り返しであり、「明日も今日と同じようなことが起こり、それが繰り返されるんだから今日の1日を頑張ろう」と考える方が貯金が貯まることが分かっています。
「1年以内に100万円貯めてください」と言われた人よりも、繰り返し思考を意識した人の方が実際に100万円を貯める確率が、なんと、82%も高かったのです。
「今日がなくなっても明日がある」と思うのではなく、「明日が来れば明日は今日になるのだから、今日が繰り返すのだ」と思うようにしましょう。
「明日からやろう」では結局お金を使ったり目先の欲求を満たすことを優先してしまうのです。
「明日があるさ」ではなく「明日はない」のです。
「今日食べても明日我慢すればいい」、「今日浪費しても明日我慢すればいい」と思うことなく、毎日の繰り返しだと思うことで、先延ばしを避けて、支出を抑えましょう。
例えば、「2ヶ月後までに5キロ痩せる」と決める人よりも「毎日の食事を減らしていくといつか痩せられる」と思っている人の方が痩せる確率は高いということです。
これを意識できれば勝手に貯金は増えています。
4.自分の老け顔を見る
自分の顔を老けさせるアプリがあるのをご存知でしょうか。
このアプリなどを使って、自分の老け顔を見るだけでお金が貯まりやすくなるということが分かっています。
スタンフォード大学の研究です。
自分の老けている顔を見させた上で、被験者に1000ドルを渡します。
その後、その1000ドルを何に使うか聞いたところ、自分の老け顔を見たグループの方が何も見なかったグループより2倍も貯金に回すと答える確率が高かったのです。
つまり、老け顔アプリで自分の老け顔を保存しておいて、お金を使いたくなったり、浪費したくなったらその老け顔写真を見るようにするのです。
そうすることで支出を抑えることができるのです。
最初のノスタルジー戦略の逆ですね。
安心感などのポジティブな感情を貯金と結びつけるのではなく、今回はネガティブな感情を貯金と結びつけたわけです。


今日はこの辺で!
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