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投資信託とは
投資信託とは、私たちのお金を投資の専門家に預けて、代わりに運用してもらう金融商品のことです。
この専門家をファンドマネージャーといいます。
代わりに運用してもらうわけですから、私たちは専門家に対して手数料を支払います。
そこで運用して得られた利益が私たちに返ってくるというわけです。これをリターンといいます。
もちろん、損失となって返ってくることもあるので、始める前にしっかりリスクと向き合っておきましょう!
投資信託のメリット
- 少額でリスク分散ができる
- 購入後やることが圧倒的に少ない
- 不労所得を得ることができる
1.少額から始められる
例えば株式投資を始めようと思うと、1銘柄購入するのに安くても数万円、高いものだと、1銘柄で数百万もするものもあります。
さらに、リスク分散させようと思うと、一つの銘柄に集中投資するのではなく、できるだけ複数の銘柄をバランスよく購入する必要があります。
そうすると、最低でも100万円単位の資金が必要になってきます。
初心者がいきなり高額な投資をするのは避けたいですよね。
一方、投資信託は、専門家がたくさんの投資家から少しずつ集めたお金を運用しています。
塵も積もれば山となるという言葉があるように、一人一人は少額の資金でもたくさんの投資家から集まれば、莫大な資金となるのです。
この莫大な資金を使って、ファンドマネージャーが適切にリスク分散をしつつ、資産運用をしてくれます。
逆に言えば、私たち投資家が専門家に預ける金額は、少額でもよいということです。
多くの証券会社では100円から投資信託を始めることができます。
2.購入後やることが圧倒的に少ない
たとえば、FXなどのデイトレードをやる場合、エントリー後もチャートの動きや経済指標などを常にチェックして、手仕舞いのタイミングをチェックしなければなりません。
株式投資においても、適切なリスク分散を行うため、業績が悪化したり、不祥事が起こった会社の株を売却したり、新しい株を買いましたりしてポートフォリオを管理しなければなりません。
しかし、投資信託はそういった作業をすべて専門家が行ってくれるため、一旦投資してしまえばその後はファンドマネージャーに任せっきりでOKです。
3.不労所得を得ることができる
投資信託で利益が上がれば、不労所得になります。
他の金融商品と比べてもやることが少ないため、本当の意味で、何もせず所得を得られることになります。
セミリタイア・アーリーリタイアを目指している人は積極的に活用したいですね!
どの投資信託を選べばいいの?
- 毎月分配型の投資信託は避ける
- 手数料はできる限り安いものを選ぶ
- つみたてNISAの対象商品から選ぶ
1.毎月分配型の投資信託は避ける
毎月分配型の投資信託とは、利益が出ようが出まいが、毎月一定の分配金を投資家に還元する投資信託のことです。
毎月お金がもらえると聞くと、一見よさそうに見えますが、
この毎月分配型の投資信託、利益が出ているうちは良いのですが、利益が出なかった場合、私たちから集めた投資資金の中からお金を配ることになります。
運用してもらうために手数料を支払ってお金を預けているのに、
「利益が出なかったから返します。」
と言われたのでは意味がありませんよね。
この分配金は、タコが自分の足を食べる姿に例えて、タコ足配当など呼ばれています。
2.手数料はできる限り安いものを選ぶ
手数料の高さはそのままリスクに繋がるので、安いに越したことはありません。
安心してください。そんなことはありません。
全ての投資信託は、インデックスファンドかアクティブファンドかに分類されます。
インデックスファンドとは、指数に連動することを目指したファンドです。
例えば、日経平均株価は東証1部上場銘柄のうち、代表的な225社の株価を平均した指数ですが、その225銘柄の株を全て購入することで、理論的には日経平均株価と全く同じ値動きをするファンドができます。
連動させる指数と同じ銘柄を買い揃えるだけなので、機械的に運用することができます。
一方、アクティブファンドとは、人が売買のタイミングを考えて運用されるファンドです。人の意思が入るので、機械的に運用することはできません。インデックスファンドに比べて運用に手間がかかるため、手数料も割高なものが多いです。
驚くべきは、約8割のアクティブファンドがインデックスファンドよりも運用実績が劣るということです。
高い手数料を支払って、インデックスファンドを上回る実績を出せないのであれば、投資する価値はありません。
投資信託は手数料の安いインデックファンドから選びましょう。
3.つみたてNISAの対象商品から選ぶ
つみたてNISAとは、国が作った優遇税制のことで、年間40万円までの投資資金で得た運用益が20年間非課税となる制度です。
つみたてNISAの対象商品は、毎月分配型の投資信託が排除され、販売手数料は0円(ノーロード)かつ信託報酬もインデックスファンドで0.75%以下のもののみが選ばれています。
「長期的な資産運用において、つみたてNISAの対象商品以外は、投資する価値がない」
と国が認めているということです。
おすすめのインデックス投資信託
ズバリ、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドを買いましょう!
- S&P500に連動している
- バンガードが運営している
- 圧倒的な手数料の安さ
1.S&P500に連動している

(このチャートはgoogle financeから引用しています。)
S&P500とは、米国の代表的な500銘柄の時価総額をもとに算出した指数のことです。
上の画像を見てわかるとおり、S&P500は右肩上がりのチャートを描いており、現在も高値を更新し続けています。
もちろん、今後もこれまでと同じような値動きをするとは限りませんが、今や世界を代表する大企業であるGoogle、Amazon、Facebook、Appleは全てアメリカの企業です。
この大企業たちが一斉に業績不振となるとなることは、近い未来ではあまり想像できませんよね。
また、世界最高の投資家であるウォーレンバフェットも、S&P500に連動するインデックスファンドへの投資を推奨しています。
2.バンガードが運営している
ザ・バンガード・グループ・インク(以下:バンガード)は、米国ペンシルベニア州に本社をかまえる世界最大規模の資産運用会社であり、世界初のインデックス型投資信託(インデックス・ファンド)を個人投資家に提供した会社として知られている。2019年5月末時点の運用総資産額は5.4兆米ドル(約600兆円)だった。ブラックロックに次ぐ、世界2位の投資信託および上場投資信託(ETF)の提供者である。
(※ Wikipediaより引用)
「投資信託で世界2位のシェアを誇っており、インデックスファンドを世界で初めて個人投資家に提供した。」
以上!はい、安心!
3.圧倒的な手数料の安さ
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドは2019年現在、手数料が全ファンドの中で最も安いです。
買付手数料はもちろん0円。信託財産留保額(売る時の手数料)も0円。
信託報酬はなんと0.0938%!
ちなみに、信託報酬とは、運用手数料のことで、投資信託を買った後売却するまでずっと支払い続ける費用のことです。
手数料は高ければ高いほどリスクになります。
毎日払う費用は安いに越したことはありませんよね。
以上の点が、私がSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドをおすすめする理由でした。
まとめ
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドは全投資信託の中で最も低リスク、かつ、ソコソコのリターンが見込めます。
これから投資を始めるという人にはまず、つみたてNISAでSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドを毎月33,333円ずつ積み立てるという投資手法をオススメします。
毎月一定額を積み立てる投資手法のことをドルコスト平均法といいます。ドルコスト平均法は価格変動によるリスクを軽減する効果があり、どのタイミングで初めても大丈夫な投資手法です。「いつ買えばいいか、を考えなくていい」というところが初心者におすすめできるポイントです。
さらにつみたてNISAを利用することで、運用益に税金がかからないため、リスクを最小化することができます。
ちなみに、毎月33,333円も投資に回せない!という人は、もちろん自分のお財布と相談しながら積立額を決めましょう!大切なのは金額ではなく毎月一定額を積み立てるということです!
今日はこの辺で!
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